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クロスバイクの基礎用語

クロスバイクの購入を検討するにも、あるいはより詳しい情報を知るためにも、自転車の各部分の情報を知っておくことが大切。そこで、よく使われる自転車各部の名称と寸法の一部を紹介します。

クロスバイクの基礎用語

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「か」行

カセットスプロケット

リヤハブに装着されている多段ギアをさしていいます。8速から10速が主流。

カセット方式でスプラインをあわせて差し込むことからカセットと呼ばれます。シングルスピードの場合は右側にフリー機構が組み込まれているギアを装着するのが一般的。

クランクセット

クランクセットフロントのギア、それを回転させるクランクをあわせてクランクセットと呼びます。

ギアの部分をチェーンホイール(チェーンリング)と呼びます。

「さ」行

サドル・シート

サドル・シートもちろん、座る場所。だが、コンフォートモデルでは幅広く快適なものを、スポーツモデルでは足の動きやすさのみを考慮して、パッドの殆どない軽量なものを採用している場合が多い。

角度、高さの調整でのり味が大きく変わるので自分に合わせて調整しましょう。高さの目安は、ペダルが一番下に位置しているときに、膝がほんの僅かに曲がる程度が適切。

シートポスト・シートピラー

サドル・シートフレームに差し込み、サドルを固定するパーツ。主流はアルミ製ですが、軽量化を追求したカーボン製もあります。

シートピラーの外形はメーカーやモデルによって異なるので交換のために購入する際は注意が必要です。

シフター

ディレーラーを操作するための変速レバー。ただし、シマノのデュアルコントロールレバー、スラムのトリガーシフトのようにブレーキレバーとしての機能を持つものがほとんど。

グリップをしたり回転させたりして変速を行うグリップシフトもあります。

ステム

ステムステアリングコラムとハンドルを接続するパーツで、アルミ製が主流ですがカーボン製も人気が高い。

角度、長さの異なる製品が多く市販されているので、ライティングポジションに合わせて変更することも可能。

「た」行

タイヤ

タイヤチューブレスもあるが、ほとんどはプチルゴム。ラテックスなどを素材とするチューブが一般的。軽さを追求したポリウレタンなどのチューブもあるが、空気は抜けやすい傾向があり、まめに調整が必要。

MTBでは26インチ、クロスバイク、ロードバイクでは700Cが装着されていることが多い。700Cの場合、末尾にある28Cや35Cといった数字はタイヤの幅(CM)を現してしています。

クロスバイクには扱いやすい30C以上のタイヤが装着されていることが多い。26の場合は、1-3/8とインチで表記されることが多い。

「は」行

ハブ

ホイール中央の回転部分をハブと呼びます。車軸(アクスル)がフォークエンドの内側までしかなく、クイックリリースレバーでフレームのエンド部に押し付けて固定します。工具不要のクイックリリース方式が主流。

ダウンヒルなど剛性が必要とされるモデルではより頑丈なスルーアクスルタイプが使われ、これは脱着に際して工具が必要となります。

バルブ

バルブチューブの空気を入れる口金部分のこと。左の写真はフレンチバルブ。

スポーツモデルでは高い空気圧に耐えるフレンチバルブ(仏式)が一般的。BMXやタウンバイクなどでは自転車長と同じ空気入れが使える米式バルブ(シュレーダー)、実用車は英式バルブ(ウッズバルブ)が一般的です。

フォークコラム

フロントフォーク(フロントサスペンション)上部のステムを固定する部分。ヘッドセットの固定も兼ねているアヘッド方式が主流。

ブレーキ

ブレーキスポーツバイクではディスクブレーキが主流になりつつあります。

油圧式と機械式があり、油圧式は専用のブレーキフルードがパッドを押し、機械式はワイヤーによってパッドがローターに押し付けられます。常にローターとディスクの間隔が一定に保たれる油圧式の方がハイグレード。

ほかにリムを挟み込むVブレーキ、カンチブレーキなどがあります。ホイールの脱着が簡単なカンチブレーキはフォールディングバイクでは主流です。

フラットバーロードバイクではより軽量コンパクトで剛性の高いサイドプルブレーキが使われることが多いです。

フロントフォーク

フロントフォークフレーム本体と前輪を繋ぐ部分。この部分の素材が自転車の衝撃吸収性に大きな影響を与える。マウンテンバイクなどはここにサスペンションを搭載していることが多い。

ホイール

ホイールスポーツモデルには、一体として設計された巻組ホイールが装着されていることが多く、MTBではスペックにホイール:マヴィク・クロスマックス、などのようにブランド+商品名で表記されることもあります。

自転車競技の種目ごとに最適な性格を持った製品が多く作り分けられています。

「ら」行

リヤエンド

リヤエンドフレームの後幅、リヤホイールをフレームに装着する部分。

ストレートドロップエンド、ロードエンド、トラックエンドなどがあるが、MTBの場合はストレートドロップエンドに別対式のディレーラーハンガー(ディレーラー取り付け部)を持つタイプが主流となっています

リヤディレーター

変速機。スプリングの力によってロー側、あるいはトップ側に押し付けられているディレーラーをワイヤーで操作し、チェーンを移動させて変速します。

前者をローのーマール、後者をトップノーマルと呼ぶ、ハブ内に変速機構をもつ「内装変速」というタイプもあります。

リンケージ

リヤショックをフレームと接続する間に設けられたリンク。

この構造によって、プログレッシブ効果(小さな衝撃は素早く吸収し、大きな衝撃は踏ん張る)、ペダリング時のパワーロスの軽減などを実現しています。各メーカーの腕の見せ所。