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クロスバイクのメンテナンスで注意したいのは、最初からすべてをやろうとしないこと。多くのことを実施しようとすると、必要になる工具や消耗品も増えるし、金銭的な負担も増えてきます。
自分がクロスバイクにどれだけお金をかけられるのかも考えて、段階的にやれることを増やしていくのがいいでしょう。
ちなみに、基本的なメンテナンスに限れば、必要な物はそれほど多いわけではありません。まずは基本アイテムを揃え、その後少しずつ手を広げたりするのがいいでしょう。
チェーン用のオイルは粘度の低いものだとすぐに飛び散ってしまうため、メンテナンス頻度が低い場合は注油オイルの粘度は高いほうがよいです。
ただし、異物も付着しやすいため、メンテナンスの頻度は上がります。注油方法や注油箇所は、 クロスバイクの注油方法・注油箇所を参考にどうぞ。
ちなみに、このドライテフロンルーブは、ドライタイプのオイルなので、粘度が低く汚れがつきにくいのが特徴。メンテナンス頻度が高い人ならおすすめ。一方でメンテナンス頻度がそこまで高くない人であれば、落ちにくいウェット系のオイルを選ぶのが得策。
ブレーキワイヤー部分やディレイラー、シフター内部などの注油に関しては、様々な用途に使えるオイルで対応するといいでしょう。
防挨や防錆コーティング効果のあるシリコンスプレーは高価ですが、便利で使いやすいため、おすすめです。
洗浄液は専門のものだと洗浄力が高いだけでなく、錆びにくくなるのでおすすめ。フィニッシュライン バイクウォッシュは容量が多く2週間に1回の洗浄でも半年以上は持つので経済的。
拭き取りには、基本的にウエスを使用します。また、細かい部分はブラシを使って洗車することになりますが、チェーン用ブラシ以外は車洗車用のブラシでも代用できます。自宅にある使い古した歯ブラシをブラシとして活用するのもありです。
ただ、チェーン洗浄の専用ブラシはチェーン部分の洗浄に便利なので1本は持っておきましょう。もしブラシを購入するのであれば、部位別に小さなもの、大きなものなど複数の大きさのものがあると便利です。 洗車方法について詳しくはクロスバイクの洗車方法を参考にしてください。
油や汚れを拭き取るために使います。専用のウエスではなくても、古いタオルでもかまいませんし、着なくなったTシャツなどでも十分です。ただ、専用のウエスは使い回しがしやすい上に、繊維がフレームやチェーンに残らずクロスバイクの掃除には最適なので、予算があれば揃えておくといいでしょう。
なお、メンテナンスの際のウエスは2枚以上用意しておきましょう。というのも、チェーンの汚れがフレームに着くと取りにくいので、フレームとチェーンでそれぞれ分けて使うからです。
ちなみに、専用のウエスは汚れを落としやすく、繊維がフレームに残らないので、作業時間が半分ぐらいで済みます。クロスバイクの清掃以外にも、床拭きやレンジフード掃除などに使えるので、保っておいて損はないかも。
本体のスタンドでもいいのですが、メンテナンス作業用に使える簡易スタンドを購入しておくと何かと便利です。
注油時にチェーンを回すときも本体スタンドだと大変なので、購入しておきましょう。自宅(室内)での保管時にも使えます。
予算を抑えたいなら、エーゼットのメンテナンスセットで十分。チェーンクリーナーと、チェーン洗浄液、フレームなどの洗浄液、オイル、ブラシの5点が揃っていて2000円ぐらい。
これでフレームの拭き取り掃除、チェーン洗浄、注油が可能になります。
メンテナンススタンドは、フレームの後ろ部分を引っ掛けるタイプのものがおすすめです。簡単に引っ掛けることができるので、作業も楽。使わない時は折りたたみできるので収納場所に困ることもありません。
引っ掛けるタイプ(コの字型のスタンド)は面倒なので徐々にメンテナンスが億劫になっていくので、できればこちらの方を。
先ほど着なくなったTシャツでもいいとは記載しましたが、やはり専用のウエスはあったほうが便利です。拭き掃除にも使えますし、チェーンの油を吸わせたり、細かい部分に入れて拭くことも可能です。このワイプオールは50枚入っているので2週間に1回2枚使ったとしても1年間は持ちます。
素材はただの紙ではなく濡らしても破れることがないので、洗剤を吹きかけても使えますし、水拭きにも使えます。引っ張っても破れないので、後ろのギアの歯と歯の間に入れて汚れを落とすという使い方もできます。
その他、家の雑巾代わりなら何度も使えます。もちろん、クロスバイクのメンテナンスだけでなく窓を拭いたり床を拭いたり様々な用途に。隠れた超おすすめアイテムです。
メンテナンスをこまめにやっておくことがクロスバイクの寿命を伸ばすことになりますので、まずはこれら最低限必要なアイテムを揃えて、基本的なメンテナンスを行いましょう。やっていくうちに少しづつ必要なものも増えていきますので、徐々に揃えていきましょう。