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ライトを購入する際には道路交通法で決められた色を選びましょう。基本的にライトの色は前照灯(前のライト)が白色または淡黄色、尾灯(後ろのライト)が橙色または赤色と決められています。
明るさについても規定がありますが、各都道府県の条例で規定は多少異なっているのが現状です。一般的には前照灯が夜間前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認可能なもの、尾灯が夜間後方100メートルの距離から点灯を確認可能なものが必要とされています。
例:埼玉県
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0311/jikotoujisya/saitamakendoukouhousaisoku.html
」道路交通法では「前方10メートル先の障害物が見えるもの」と決められておりますが、ライトはルーメン(光の量)や、カンデラ(光度)で表記されていることが多く、それが10メートル先にある対象物をどのくらい照らすのかわかりません。
ライトを見る方向や走る速度、そしてその場所の明るさによって異なるため、一概に言えませんが、最低でも100ルーメン以上のライトを使うことを推奨します。
ただ、100ルーメンは最低限の数値であり、明るい街中で使う、暗い夜道で使う、通勤に使う、買い物に使う、週末のロングライドに使うなど、使用する状況や走行する場所によって必要な明るさは異なりますので、自分の目的にあった明るさを出せるものを選びましょう。大通りは明るいが1本路地を入ると暗いというように、走る場所の明るさは一定ではないことが多いので最も暗い場所を基準にして考えましょう。
明るい場所であれば速度に関係なく、100ルーメン以上もしくは単三電池2本のバッテリーを使用するフロントライトを目安に。暗い場所でもゆっくり走るならそれと同等以上のモデルを目安にします。暗い場所を速く走るなら、キャットアイ ボルト400などの400ルーメン以上あるモデルを選ぶといいでしょう。
街中の明るいところ・幹線道路沿い | 最低限の明るさである100ルーメンで十分。明るすぎると対向車(者)側が眩しくなるため、明るさを落として使用しましょう。 |
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車通りの少ない道 | 街灯がそこそこあるなら100ルーメンでも。ただ、街灯が減ってくる箇所があれば200ルーメン以上のものを選び安全性を高めること。 |
街頭がない道 | 400ルーメンの明るさは欲しい。あまりにも暗い場合は速度を落として走ると安全。 |
ライトには充電式と電池式の2タイプがあります。以前のライトは電池式ばかりで、乾電池を頻繁に購入する必要がありましたが、最近はソーラー充電やUSB充電など充電式のライトも豊富になるなど、乾電池以外の選択肢も複数あります。それぞれにメリットとデメリットありますので、自分の用途に合わせて検討してみましょう。
通勤に使用するのであれば、毎日使用するため充電式のものがおすすめ。逆に、週末昼の走行のみで、夜は殆ど乗らないなら、電池式でも十分。一方で、長距離の旅をする場合、乾電池式のものを選ぶか、モバイルバッテリーを使ってUSB充電をするかのどちらか。
なお、ソーラー(太陽光)充電は天候に左右されるためメインのライトとしては使いづらく、あくまで補助的なものと考えた方が良いでしょう。
USB充電式 | 自転車通勤をする人はUSB充電式がいいでしょう。日々ライトを使うことが多く、電池式のものより繰り返し使えるため経済的です。また、USB充電式のものは光量が多い傾向にあり、夜間帰宅することが多い場合も安心して走ることができます。 |
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乾電池式 | 光量が少ないものが多いため、USB充電式のライトに比べると安全性は落ちてしまいますが、乾電池はコンビニなどで買えるため、旅先で電池がなくなっても確保は容易です。 |
ソーラー(太陽光)充電式 | 太陽光があればどこでも充電可能なライト。ただし太陽光のみの充電時間は一般的に長く、急速充電タイプでも1時間の充電で1時間点滅可能といった具合。太陽光充電式単品では明るさもそこまで確保できないので補助灯として使用することが多い。 |
品名 | ライト出力 | 電源 | 価格 |
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レザイン DECA DRIVE |
900ルーメン | リチャージブルバッテリー(USB充電) | ¥17,712 |
ノグ ARC 5.5 FRONT |
550ルーメン | リチャージブルバッテリー(USB充電) | ¥13,392 |
キャットアイ HL-EL620RC ナノショット |
2000カンデラ | リチャージブルバッテリー(USB充電) | ¥10,800 |
キャットアイ HL-EL461RC ボルト400 |
400ルーメン | リチャージブルバッテリー(USB充電) | ¥8,640 |
オウルアイ ハイブリッド3Wライト |
200ルーメン | リチャージブルバッテリー(USB充電+太陽光発電) | ¥7,140 |
ジェントス XB-355B |
150ルーメン | 単4乾電池×3本(アルカリ) | ¥3,981 |
ジェントス 閃 355 |
100ルーメン | 単4乾電池×3本(アルカリ) | ¥5,616 |
キャットアイ HL-EL140 |
400カンデラ | 単3乾電池×2本(アルカリ) | ¥2,484 |
MAX900LUMEN光量を実現した3つのLEDを搭載したモデル。USB接続の充電に対応。パワーボタンは点灯状態で電源レベルをチェック可能。素材はアルミニウム。緊急時はリアキャップを開けてバッテリーを交換することもできる。
ノグライトのラインナップ中でも、最強照度550ルーメンを誇るライト。1LEDでも効率よく照らせるよう楕円形に広がるレンズを採用。USB充電で、電池の節約にも。改良されたシリコン製マウントは首振り可で、ハンドルへの固定もできる。防水性も高い。
ライト出力 | 2000カンデラ |
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連続点灯時間 | 点灯:約1.5時間(ハイ)・3時間(ロー)/点滅:約12時間 |
電源 | リチャージブルバッテリー(USB充電) |
充電時間 | 3.5時間 |
カラー | 1色 |
サイズ | L85mm×W50mm |
重量 | 80g (本体・充電池のみ) |
装着 | 専用ブラケット |
価格 | ¥10,800 |
超高輝度LEDとオプティキューブレンズを採用した小型・軽量充電式ハイパワーライト。リチウムイオン充電池搭載により一体型ながらボディを小型軽量化。充電はUSB接続で可能、バッテリーインジケータで充電タイミングがわかる。フロントパネルは放熱性に優れアルミパーツを採用。
超高輝度LED(約400lm)を採用した小型なのに光量が多いハイパワーライト。点灯モードは5種も選べて状況に応じて使い分けることができるのもポイント。リチウムイオン充電池でボディを小型軽量化。充電はUSB接続で行える。別売りで急速充電クレードルも準備されている。オプションのブラケットでヘルメットにも取り付け可能。
ハイパワーの3W小型ライト。一般的な1Wライトの35ルーメンに対し、200ルーメンの圧倒的な光量は、ハイパワー3Wライトで、真っ暗な河川敷も強力に照らす。充電方式には太陽光発電とUSB充電のハイブリッド式を採用。防滴仕様なので雨の日も使える。
アマゾンでも人気の閃の上位版。アルミボディ採用のライト。白色LEDで200ルーメンの照度なので暗い道でも安心して走れる。ライトの側面部分が点灯するサイドエミッター機能付き。また、防滴仕様なので雨の日でも使える。バッテリーが乾電池なので外出先で電池切れの場合は買い足すことで対応できる。突然の電池切れを防ぐバッテリーインジケーターが付いている細かい配慮がいい。
アマゾンで一番人気といえばこの閃。100ルーメン出力できる割には安い。ただ、点灯時間が短い割に電池式なので、エネループ等の充電池を使用することをおすすめ。防滴仕様で雨の日でも使える。
定番のキャットアイHL-ELシリーズ。道交法で最低限の明るさとされる400カンデラをクリアしているので、「とりあえずあればいい」という場合にはこれでも。以前のモデルよりもはるかに明るくなったので、実用性が増した。安いうえに色も豊富。ビアンキのブランドカラーであるチェレステに合わせても違和感なし。配光はオプティキューブレンズを採用。自転車用LEDライトとして理想的な配光を実現している。
ここではフロントライトだけを紹介しておりますが、後ろからくる車に自分をアピールするためにはリアライトが必要です。詳しくは「最低限必要なアイテムを安くそろえる」で紹介しておりますので、参考にしてください。
暗くても道が見えるからライトを付けなくていいわけではありません。ライトをつける理由は2つあり一つは道路を照らして路面状態を確認できるようにすること。一つはほかの人に自転車が走行しているのを知ってもらうためのものです。
特に、クロスバイクの走行スピードは20kmを超えますので、ある程度の明るさがないと、路面状況が把握できないため、パンクや溝にハマったりなど、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。
暗くなってからライトを点けるのではなく、薄暗くなる前から、ちょっと早いと思えるぐらいでライトをつけるようにしましょう。
早朝や通勤時間帯、日中でも曇り空で日差しがない日など、時間帯に関係なく点灯させるのがより安全です。
クロスバイクの多くは、前後ホイールのスポーク部分やリア、フロントに、リフレクター(反射板)が最初から付属されています。リフレクターはその名の通り、反射する仕組みなので車のライトなど光源がないと光りません。さらに、光の向きによっては効果的に反射しない場合もあるのでライトは必要です。
ペダルにも反射板が付いたものもありますが、これも意外に光源の向きに左右されやすく、ペダルの踏み方にも影響されたりと不安定。
ただ、リフレクターはライトの補助として使うと安全性が高まりますので、自転車通勤などでクロスバイクを使うのなら、外さないで付けておきましょう。