クロスバイク初心者向け乗り方講座

長時間乗っているとお尻が痛くなる場合の解決方法

スポーツ自転車に長時間乗っているとお尻が痛くなることがあります。もちろん、ある程度スポーツ自転車に慣れてくるに従ってこの痛みは緩和されていきますが、その他にもサドルを適切なものに変えれば痛みが緩和されたり、痛みを感じなくなったりします。ここではお尻の痛みを解決するための方法を紹介します。

長時間クロスバイクに乗っているとお尻が痛い人向けのサドルの選び方

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お尻の痛みは原因ごとの解決方法を試す

お尻の痛みは大きく分けると、お尻がサドルや下着と擦れて痛い、股間など股の前部が圧迫される、骨盤の底や太もものつけ根の骨が圧迫されるの3タイプに分けられます。

お尻の痛みの原因
  • 1.お尻がサドルや下着と擦れて痛い
  • 2.股間など股の前部が圧迫される
  • 3.骨盤の底や太もものつけ根の骨が圧迫される

1.お尻がサドルや下着と擦れて痛い場合

クリームやワセリンを塗って股ズレを防ぐ

サドルやパンツと擦れて痛い場合の簡単な解決方法としては、お尻にクリームやワセリンなどを塗って滑りをよくすれば、股ズレを防ぐ効果があります。いざ痛くなってから塗っても効果は薄いですので、気になる人は事前に塗っておくことが大切です

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  • 股ズレが気になる場所に塗っておくことで痛みを防ぐ
  • 肌の水分の蒸発を防ぐ役割があるので乾燥防止のためのハンドクリームとしても使用できる

それでも解決しない場合、最も効果の高い解決方法は、パッドのついた自転車用パンツを履くことで解決できます。自転車用パンツはパッドが入っているので硬いサドルからお尻を守ってくれます。下着の上から着るのではなく、素肌の上に着るのがポイントです。

この場合も、クリームやワセリンを塗っておくことで更に効果を高めることができます。

2.股間など股の前部が圧迫されて痛い場合

股間など股の前部が圧迫されて痛い場合は、サドルが高すぎたり前上がりのサドルが原因になっていることも多く、サドルの高さや取り付け角度を見直すことで解決できます。

サドルが水平にとりつけられているか、サドルの高さは適切か、サドルの前後偏りは適切か、など複数のポイントで確認して調整してみましょう。

サドルの適切な高さとは

サドルの適切な高さはサドルに座ったとき、つま先立ちできる程度が適切な高さ

慣れてきたら脚を伸ばしてペダルにかかとがぴったり乗るくらいまでサドルを上げると、さらに脚の筋力を引き出せるようになります。もちろん最初からサドルを上げるのではなく、少しずつ上げていくようにしましょう。

3.骨盤の底、太もものつけ根の骨が圧迫されて痛い場合

骨盤の底、太もものつけ根の骨が圧迫されて痛い場合は、背中の荷物が重すぎることが考えられます。可能な限り背中の荷物を減たり、必要に応じてクロスバイクのフレームにバッグを取り付けるなどして体への荷重を減らしましょう。

他にも上記で紹介したサドルの角度や高さも関係していることもあるので、確認してみましょう。

どうしても解決しない場合

どうしても解決しない場合は、サドルが自分にあっていないことが考えられます。サドルは交換できるパーツですので、この機会にサドルの見直しを検討してみましょう。「サドルを交換する場合どのようなサドルを選べばいいか」では詳細を紹介しています。