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AfterShokzの骨伝導イヤホンOPENMOVEは使えるのか

走行中に音楽やラジオを聞きたい人もいるでしょう。ただ、安全を確保するためには、周囲の音が聞こえる必要があります。多くのイヤホンが耳をふさぐ形式のものなので、周囲の音が殆ど聞こえません。これでは危険。では、耳をふさがないものであればどうかというのが今回の話。

AfterShokzの骨伝導イヤホンOPENMOVEは使えるのか

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骨伝導イヤホンとは

骨伝導イヤホンは振動によって音を伝える技術で、耳をふさがないタイプのイヤホン。耳をふさがないので、開放感があり、周囲の音を聞くことができます。

また、鼓膜で音を聞くのではなく、イヤホンを耳に刺す構造でもないため、イヤホンが耳の大きさに合わず痛い思いをすることや、耳垢などを耳の奥へと押し込むこともないため、耳への負担も少ないという特徴があります。

骨伝導イヤホンといえばAfterShokz

AfterShokz

AfterShokzは骨伝導イヤホンの開発販売の経験が豊富なメーカー。複数の価格帯のものをリリースしています。

種類一覧

機種 価格
AEROPEX 19,998円(税込)
XTRAINERZ 19,668円(税込)
TITANIUM 9,768円(税込)
OPENMOVE 9,999円(税込)
OPENCOMM 19,998円(税込)
AIR 15,268円(税込)

入門機ながらもコストパフォーマンスが抜群

OPENMOVEは AfterShokzメーカーの骨伝導イヤホン入門機で、ユーザーの囲い込みを促進する役割というだけあり、骨伝導モデルとしてはそこそこ良質な品質と抑えられた価格で、コストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。

ワイヤレスタイプは地味に便利

ワイヤレスタイプのモデルのため、スマートフォンなどに有線で接続する必要がなく、日常生活の妨げになりません。聞いている間もスマートフォンの充電口を使わないため、スマートフォン本体を充電しながら音楽を聴くこともできます。

また、エアポッドのようなセパレートタイプではなく、半輪っか状のタイプ。装着時は耳に上からかけ、外れたとしても首にかかる形状になっているため、不意に外れたときでも落としにくくなっています。突然駅のホーム上で落として大騒ぎになることもありません。

通話にも使える

音楽や音声コンテンツを聞くだけでなく、通話にも使用可能で、ノイズキャンセリングマイクが内蔵。通話品質も高いため、電話を使っての通話以外にも、ZoomなどのWeb会議にも使用可能。

音質

骨伝導タイプとしては良い音質

耳に指すタイプのイヤホンは、イヤホン自体が耳栓の役目を果たしており、周囲の音がシャットアウトされて、細かい音を聞き取ることができます。そのため、良いイヤホンは、雑音が入りにくく音質は良質なものが多くなります。特に、パナソニック ステレオインサイドホン RP-HJE150は安価な割に、音質が良く、万人におすすめできるイヤホンです。

一方で、このAfterShokz OPENMOVEは、骨伝導イヤホンの特性上、周囲の音が聞こえるため、音質はそこまで良くはありません。特に、骨伝導タイプの構造上、低音部分や小さな音が聞こえづらく、軽い音になります。

ただ、普通に音楽を聴くレベルであればそこまで気にならないぐらいの音質です。決して安めのイヤホンのような悪い音質というわけではありません。

逆に、耳をふさいでいませんので、周囲の音が大きいと、音楽が聞こえません。

皮膚への振動は基本的には無い

骨伝導タイプのイヤホンなので、骨にあたっている部分が震えるというイメージがありますが、実際はそうではなく、よほど大きな音にしない限りは、イヤホンの振動を感じることはありません。

なお、鼓膜を通じて聞くわけではありませんので、装着方法や、骨格の形状、脂肪の厚さ等、個人によって感じる音質や装着感の差はあります。

通話時はノイズキャンセル機能が活きる

ノイズキャンセリング技術が採用されており、通話中の雑音や周囲のノイズを抑制するため、相手の声が聞き取りやすくなります。

周囲の音が原因で聞こえないことも

骨伝導タイプの一番の特徴は、耳をふさがないことです。これにより、周囲の音が聞こえるので歩行中やトレーニング中の安全性を高めています。

ただ、車通りが多い道沿いや人混みの中では、周囲の音がうるさいためほとんど音が聞こえません。

音漏れする

骨伝導イヤホンは構造的に音漏れが発生しないものと思われがちですが、残念ながら音漏れはします。

ただ、そこまで大きい音にしない限り、周囲には聞こえません。もちろん、かなり音量を上げますと、音漏れします。音源や音楽のジャンル次第ですが、小さい音でも電車などで隣りに座っている人には音漏れが聞こえるかも。

音漏れは他人からすると非常に不快に感じる人も多いため、電車やバスなどの隣り合う人が多い場面では、極小の音で聞くか、このイヤホンを使用しないなど、割り切って使うこと。

操作

各種操作するためのボタンあり

各種操作するためのボタン

音量調節はスマートフォン本体で調整もできますが、右側の耳元にボリュームを操作するボタンがありますので、それで素早く調整できます。アップルウォッチを持っている人は、アップルウォッチで音量調節も可能です。

選曲や音楽ソース選択はスマートフォン本体もしくはアップルウォッチで行います。Spotifyで音楽を聞く場合、アップルウォッチであれば、わざわざスマートフォンを取り出さなくても選曲ができるため便利です。

音楽停止や早送りなども可能

左側の耳元には、音楽の再生や停止、スキップなどができるマルチファンクションキーが付いています。このボタンは様々な操作が可能なので、手元を見ることができない場合でも、このボタンを用いることで操作ができて便利です。以下は一部の操作内容で、これぐらい覚えておけば十分です。

再生/一時停止 1回押す
次の曲へ 音楽再生時に2回押す
前の曲へ 音楽再生時に3回押す
電話に出る 1回押す

各種機能など

防水防塵機能

電子機器のため、突然の雨など対応できるかというのも大きなポイント。このモデルは、JIS保護等級のIP55。防塵は全7段階中の上から2番目、防水に関しては、全9段階中の上から4番目にあたります。詳細は以下の通り。

IP55の防塵 機器の正常な作業に支障をきたしたり、安全を損なうほどの量の粉塵が内部に侵入しない
IP55の防水 いかなる方向からの水の直接粉瘤によっても有害な影響を受けない

上記を簡単に言えば、ある程度砂が舞っていても粉塵が中に入ってこず、台風のような嵐でなければ、多少の雨でも使い続けることができるレベル。

そのため、運動による汗はもちろん、外出中の突然の雨でも、装着したままでも機器が壊れることはありません。ただ、充電口箇所から浸水することで壊れてしまう恐れもありますので、充電後はしっかりとゴムのカバーを閉めておきましょう。

イコライザー

どの音域の音を強めるかを選べるのがイコライザーですが、このモデルには3種のイコライザーが搭載されています。

  • スタンダードモード
  • ボーカルモード
  • イヤプラグモード

これらのモードを適切な場面で選ぶことで、全体的には小さな音量でも、聞きたい内容がより聞き取りやすくなります。特に、周囲の音が大きいとラジオなどの音声コンテンツは聞こえづらいため、聞く内容に合わせてイコライザーの種類を変えましょう。テレワークに最適なモードもあります。

使用している素材

ヘッドバンド部分の素材はチタン合金で、イヤーフック部分の素材はポリカーボネートが採用されています。ある程度強度がある素材ですが、無理な力を加え続けると壊れてしまうので注意。

イヤホンが壊れるパターンの多くが、バッグなどの底に入れておいたものを、無理やり引っ張ることで、付け根のような弱い部分に無理な力が加わって壊れることです。

こうならないよう、付属品にケースが付いていますので、使用しない場合はそれに入れておけば、壊れる可能性を抑えることができます。

バッテリーと充電方法

連続使用時間

バッテリーには、高性能リチウムバッテリーが採用されています。繰り返し充電して使うことができ、都度電池を購入する必要もなく、経済的。連続で使用できる時間は最大で6時間。使用しない場合、待機時間は最大240時間。通勤時に使うような場合は、2〜3日おきに充電するぐらいのイメージ。

連続使用時間 最大6時間
待機時間 最大240時間

充電はUSB-Cタイプのケーブルを用いる

充電はUSB-Cタイプ

充電はUSB-C。電源に指すACアダプターはスマートフォンのものを使うことができますし、iPadのものを使用することができます。ケーブルは付属しているものでも、手持ちのものを使ってもいいでしょう。ケーブルはこのモデルでしか使えないケーブルではないため、様々な箇所で充電が可能なので便利。

電源プラグは防水も兼ねて、ゴム製のカバーで覆われています

本体の電源プラグは防水も兼ねて、ゴム製のカバーで覆われています。充電時はこのカバーを外して充電します。前述したとおり、防塵防水の用途がありますので、充電後はしっかりと閉じておきましょう。ゴム製のカバーは本体から分離できない構造になっているため、外したまま紛失する心配がありません。

スマートフォンなどのデバイスとの接続

Bluetooth5.0対応

採用しているBluetoothは5.0。通信速度や距離、安定性が高く、最大10mの通信に対応できるという特徴をもっています。このBluetoothを用いて、スマートフォンなどの機器とのペアリングを行うことで、音楽を楽しむことができるようになります。

ペアリング(初期設定)は簡単

初期設定は簡単で、本体ボタンを長押した後、スマートフォンなどのデバイス側でBluetooth機器の許可を行うだけでペアリング(初期設定)は完了。電子機器の設定に不慣れな人でも1分程度で完了します。

初期設定が一度済んでしまえば、その後のペアリングは自動で行われます。毎回ペアリングをするという手間はありません。

2台のデバイスに接続可能

同時に2台のデバイスに接続可能です。例えば、スマートフォンとパソコンの2つにペアリング設定をおこなうことができます。これが地味に便利で、外ではスマートフォンと連動させて、音楽を楽しみ、家ではパソコンと連動させて、WEB会議に使用するなど、使い勝手が良いです。

装着感

軽量で締めつけ感も少ないため、装着感は良いです。

メガネやサングラスとの併用は可能

メガネやサングラスを掛ける場合はOPENMOVEを先に掛けてその上からメガネを掛けます。こうすると、個人差はありますが、メガネやサングラスとOPENMOVEが互いに接触することはありません。逆に、メガネを掛けたままの状態で装着しますと、違和感や痛みが生じる場合もあります。

ヘルメットとの併用は可能

OGKカブトのヘルメットを装着して試したところ、ヘルメットと干渉する部分はありませんでした。

ただ、頭だけを大きく後ろにそらすような動きをすると首にバンドが干渉しますが、通常、このような動きをすることはありませんので、気にしなくて良いでしょう。一般的には普通の動きであれば干渉しません。ただ、冬場につけるイヤーマフは干渉します。

非常に長い時間使い続けると痛くなる場合も

重量は29グラムと非常に軽量なので、装着し続けても耳などが痛くなりにくくなっています。ただ、非常に長い期間使い続けますと、耳の引っ掛かっている箇所と、頭を挟んでいる箇所が痛くなる場合もあります。

このあたりは頭の大きさや掛けている位置によってそれぞれで、人によって痛みやすいかそうでないかが異なります。後述しますが、どうしても合わない場合は、返品する事もできます(条件は要確認)

首がピッタリと床や背もたれに接する場面では使いにくい

構造上、首辺りに機器が位置することになるため、ちょっと横になって使用する分は使えますが、ピッタリと首付近が床につくような、寝ながらの使用は難しいです。また、座席の背もたれにもたれ掛かるような場面ではうまく装着できません。

クロスバイク走行時に使えるかどうかの考察

周囲の音が聞こえないと危険

耳の中に入れるタイプのイヤホンと比べて、どうしても周囲の音が聞こえるため、音楽が聞こえにくくなっています。大音量にすると周囲の音をかき消すことになりますし、小さな音量だと聞こえません。

クロスバイクは普通の自転車と比べると高い速度域で走るため、後ろを走っている自転車や、遠くから近づいてくる車の音を察知して、事故を回避することが求められます。そのため、走行中に音楽を聞くのはおすすめできません。

道路交通法には、周囲の音が聞こえないものは違反とされていますので、周囲の音が聞こえる骨伝導イヤホンは大丈夫と判断されることが多いのですが(都道府県や対応する人によって若干の解釈が異なる)、違反でなくても、自分自身の安全を守るためにも、骨伝導イヤホンといえども音楽を聞きながら走行するのは避けたほうが無難です。

使えるのは人や車がいない場所を走る際

唯一使えそうな場面としては、人がほとんどいない河川敷を長時間走るようなシーンで、安全性が確保できる場合です。この場合は使用しても問題ないかと。この場合も、道路交通法やマナーをしっかりと守り、自分と他人の安全が十分に守れることが前提。

ランニング時に使うと安全性を確保しつつも楽しい

ランニングに使用してみた結果、周囲の音は聞こえますが、音楽はそれにかき消されてしまいます。音楽であればいいのですが、ラジオや英会話などの音声コンテンツの場合は、トラックなどが横を通ると聞こえづらくなります。もちろん、音量を大きくすることはできますが、安全性を下げてしまいますので、推奨できません。

ただ、音楽のテンポに合わせて走るなどするのは効果的なため、安全を確保した上で取り入れるとランニングがより楽しくなるでしょう。

なお、イヤホンに比べると皮膚に触れる面積が大きいため、暑い時期は触れている箇所が汗ばんできて蒸れやすくなっています。

返品期間あり

骨伝導イヤホンは割り切りが必要

周囲の音が聞こえる一方で、周囲の音が邪魔で音楽が聞こえにくかったり、音を大きくしすぎると音漏れしたりするので、骨伝導イヤホンに過度の期待は禁物。万能ではないということを踏まえた上で、割り切りが必要。

実際に使ってみて自分に適しているかそうでないかを確認する

AfterShokzは一ヶ月の無条件返品期間があるため、気になった人は、試しに購入するのも一つ。特に、骨伝導イヤホンの装着感や、音質、音漏れ具合については、実際に使ってみないとわかりません。思った通りの使い勝手でない場合は、返品するとよいでしょう。

購入先にも気をつける

返品については条件があるため、購入時には確認をしておきましょう。特に、メーカー以外から購入する場合、返品を受け付けてもらえないこともあります。返品をする気がない人も、万が一のこともありますので、しっかり確認して購入することが大切です。

テレワーク時にも使える

追加でマイクを購入しなくても良い

日常使いやスポーツだけでなく、テレワークにも使用できるのもポイント。耳をふさいだままのイヤホンと比べると開放感が高いですし、マイクとしても使用可能です。電池の継続時間もそこそこよいですので、テレワークのような長時間使い続ける場面でも活躍できます。

Bluetooth切り替えが楽なのもポイントが高い

Bluetoothの接続先は2箇所設定できますので、スマートフォンとテレワーク用のPCの2つに設定しておいて、使用用途に合わせて簡単に切り替えて使うことができます。

まとめ

この価格帯でこの品質のものを探すなら、OPENMOVE一択

AfterShokzは骨伝導イヤホンに強いブランドだけあり、このモデルの上位機種が複数存在していますが、超音質を気にする人でない限り、このモデルで十分に音楽を楽しむことが可能です。

また、もっと安い骨伝導イヤホンもありますが、とても聞けるような音質でないものや、電池の持ちが悪かったり、すぐ使えなくなったりと、安定したクオリティのものを探すのは非常に苦労するでしょう。

格安骨伝導イヤホンもあるがおすすめできない

骨伝導モデルを探しているのであれば、コストパフォーマンス抜群のこのモデルを選べば、後から後悔することも無いですし、「骨伝導スピーカーは音質が悪すぎるので使えない」という結論に達することはないでしょう。

自分の使いたい場面に適していればぜひともおすすめ

クロスバイクでの高速移動時には安全性を確保しづらいのでお薦めはできませんが、ランニングや各種トレーニング、日常の音楽を聴く場面や、テレワークなど、骨伝導スピーカーが役に立つ場面は多いです。また、ロングライドで長い時間、人のほとんどいない河川敷などを走る際に採用するのはありかもしれません。

このイヤホンは電車や飛行機の中で使うのはそこまで適していませんので、普通のイヤホンも必要ですが、使いたい場面に合致しているのであれば、OPENMOVEは納得いける買い物になると思います。