FUJI フジ

フジは本来日本のブランドであった。しかし、しばらく前にアメリカに拠点を移し、成功を収めています。その代わり日本では供給が途絶えてしまったが、数年前から再び販売が開始されました。MTBの本場アメリカで磨かれた技術で確かな性能のバイクを抜群のコストパフォーマンスを誇ります。

Absolute2.0 (アフソリュート2.0)

10万円以下に価格を抑えながら、フロントトリプル、カーボンフォークを装備したハイパフォーマンスモデル。トゥクリップを標準装備しているのがユニークで、気軽なトレーニンクに最適なスペックとなっている。

乗車時の前傾姿勢を変えられる角度可変式のステム、フワッとした座り心地のサドル、そして軽いギヤを実現するフロントトリプルギヤという、入門者の弱点をカバーするアッセンブルがされている。

トレッドゴムのしなやかなタイヤを装備していることもあり、第一印象はソフトな走行感だ。オーソドックスな形状のアルミフレームは、加速をすれはハンガー部分にタワミを出すが、嫌なレベルではなく入門者には必要にして十分だ。

チューブの肉厚が厚めなのでリヤの衝撃吸収性はこのクラスとしては標準的。しかし、フロント側はカーボンフォークが振動を緩和してくれ、荒れた路面でも手に伝わる振動も少なく、視線も安定して操作がしやすい。

ヘッドアングルが寝ていて直進安定性も高い。その割には素直かつ穏やかなハンドリングなのでバイク任せに走っていける。瞬発力こそ高くはないが、巡航性能は満足できる。ゆったりと乗ることができるので、郊外でのサイクリングやツーリングで真価を発揮するだろう。